素材
アルミ
ステンレス
チタン
樹脂
難削材

チタン切削

チタン切削について

チタンは一般には難削材と分類されておりますが、切削性はSUS鋼と同レベルにあります。従来はチタン加工経験も少なく、また専用工具が開発されていなかったことなどがありました。しかし近年チタン材もその特性を把握すれば、鉄、SUS鋼等の金属と同様の加工は容易に出来るようになっています。
チタン切削加工の難しさ・チタン切削に精通する高度な技術と繊細な加工により目的と材料特性から選択して様々なチタン切削加工を行います。チタン切削の試作なら高品質・短納期・小ロット・オーダーメイド・一点物・ワンオフ・個別生産に対応。チタンの切削加工・チタン切削部品の試作・相談・見積り・設計・製作は「ものづくり市場」にお任せ下さい。

チタン切削加工サンプル

チタン切削(研削)の動画

チタン切削加工・オーダーメイド

以下にある点を兼ね備えた知識・技術・経験豊富な工場を選定しますので、安心して下さい。

チタン切削加工の問題点

一般的にチタンの切削時に起こりやすい問題としては以下の5項目が挙げられます。

1.熱伝導率が小さい為、加工時に工具とワークの蓄熱しやすく、工具が磨耗しやすくなり工具寿命は短くなる。
2.他金属に比較して耐摩耗性が劣る為、加工時にチタンワークの焼き付きが起きやすくなる。
3.ヤング率が低い為、チタン材のたわみによって加工精度が出しにくい。
4.化学的にアクティブで酸素や窒素と反応しやすく(酸化または窒化による)硬化層が出きやすい。
5.切削工具の刃先から切削中の切粉へ引火したり、堆積していた切粉に延焼したりしやすくなる。

チタン切削加工の注意点

使用工具は、一般的にハイスか超硬を使用する。切削加工条件(加工速度、送り量、切り込み量)を他金属より低め設定し、また切断油は、粘度の低い物を多量に高圧で使用することで、蓄熱防止、工具の劣化(チッピング・欠け)防止、ワーク・工具の焼き付き防止、ビビリ防止することができます。

日常清掃はこまめに行なうことが重要です。チタン切粉(屑など)を堆積させないようにします。万が一の発火した場合には、消化剤は乾燥した砂や塩類を使用し、決して水や炭酸ガスを使用しない。それらを使用すると火災が大きくなったり、爆発が起きたりするので厳禁です。

参考までに、
・発火性・燃焼性:380〜510℃で発火し、800℃以上では窒素雰囲気下でも燃焼します。
・粉塵爆発性:着火温度480℃で、最小爆発濃度45g/m3となっています。

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