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デザイン ものづくり 装置・組立・金属加工業において
2017年04月25日
デザイン -- ものづくり 装置・組立。金属加工業において --
アメリカのグラフィック・デザイナー Saul Bass氏の言葉
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デザインを支える「思考」は、真に見えない部分であるけれども
形として表されたデザインと同様に重要なものです。
「Designing」と言う仕事は、試行を目に見える形に練り直す作業
そのものと言えます。考え、そして表す。形にする以前の思考の密度が
高ければ高いほどデザインの密度も高くなる。
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そして、Steven Paul "Steve" Jobs氏は
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Design is not just what it looks like and feels like. Design is how if works.
デザインとは、単にどのように見えるか、どのように感じるかということではない。
どう機能するかだ。
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とおっしゃった。
ユニバーサルデザイン
文化・言語・国籍の違い・老若男女と言った差異、障害・能力の如何を問わずに利用できる施設・製品・情報の設計
このようにデザインは非常に重要な設計です。
ものづくりの現場である金属加工も一つの部品を仕上げるために工程をデザインします。
材料の選定・調達・加工手順・仕上げ・検査
いずれの工程でも顧客満足と自分たちの利益も考慮し、
いかにスピーディーに確実に作るのかをデザインします。
この用途の部品であれば見た目も重要で、部品の表面にキズをつけてはならない。とか。
金属加工の現場は切子や油が出ます。
そんな中、この部品はどう扱うべきなのかをデザインするのです。
「試作」では、「こんなことができないか。」とかの考えが、
本来の考えと思い通りに機能するものなのかをデザインし、
形にしてみる、形に表して試してみる実験です。
設計の段階から「思考実験」である設計を行い、必要な形に表現し、
加工現場にその意図を伝え、工程をデザインする。
全て繋がっています。
「装置組立」では、こんなものを作るためにどのように機械で作るかをデザインします。
目的の製品を作るための条件を仕様として決め、それを満たしながら如何に早く確実に作るかを
デザインするのです。
見た目はよりも機能を重視しますが、求められる機能を再現できる装置は洗練されて見た目も美しいです。
「思考実験」をデザインするのです。
現場、現物、現実に立ち返りデザインする。
経験に裏打ちされたものが必要です。
デザインは新たな文化や市場を生み出すこともできるのです。
イノベーションも可能です。
面白いですね。