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グラフェン 炭素原子1個の厚さ
2017年04月04日
グラフェン カーボンナノチューブ フラーレン
炭素:C で構成された化合物です。
ベンゼン環が無限につながった化合物です。
グラフェンをサッカーボールのように組むとフラーレン
筒状にするとカーボンナノチューブ
グラフェンは炭素原子が1層で構成されているシートのようなもので
これを積層するとグラファイトになります。
電気も通すし、非常に強い機械的強度を示す化合物です。
金属よりも軽くて遥かに強いです。
デバイスやセンサーにと盛んに研究されています。
3Dプリント技術を使ってグラフェンエアロゲルのマイクロ格子を作ったりしています。
アメリカ ローレンス・リバモア国立研究所
蓄電デバイス、センサ、名のエレクトロニクス、触媒、濾過用途に応用が期待されています。
3次元データを活用しての造形はものづくりの方法を変える技術です。
これまでは削り出し、つまり、材料の塊を切削して形を作っていました。
それが、モリモリと積み上げて形を作ります。
形によっては支えて積み上げないといけませんが、画期的な方法ですね。
グラフェンエアロゲルは空気よりも7倍以上軽い素材も作られています。
空気の1/7以下の重さ、水素の約2倍、ヘリウムよりもわずかに軽いフワフワのものです。
空気:1.293mg/cm3 グラフェンエアロゲル:0.16mg/cm3
自重の900倍の油を吸収するそうです。
-190℃~900℃の範囲で高い弾性(フワフワを維持)を示すと。
中国の浙江大学で開発されたそうです。
フリーズドライ製法で作られたとのこと。写真では麦の毛の上に載っています。
炭素は非常に身近なものです。
まだまだ面白い研究が報告されそうですね。
これからどんどん身の周りのモノに使われるでしょう。