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ものづくりブログ
溶接加工
2016年07月06日
溶接
「溶接」、この言葉は聞いたことがある人が多いと思います。
溶接はそれほどポピュラーで古くからある技術です。
古くは青銅器の接合に使われたようです。鎌倉の大仏様にも使われているとか。
くっつけたいところに溶加材を溶かして流し込む「鋳掛け」という方法だそうです。
電気が普及して「アーク溶接」が発明されたのです。
電気のスパークの応用です。
人はすごいですね。
スパークを観て、スパークした材質が溶けていることを観て、
それなら接合できるぞと思いつく。
素晴らしいです。
そして今も昔もなくてはならない技術となった。
技術とともに匠の技となるべく、腕を磨く。
そんな職人さんたちに支えられていると感じます。
そして今や、
「電子ビーム溶接」、「レーザー溶接」などがあります。
「スキャニングレーザー溶接装置」なども開発されているようです。
この技術はレーザーを遠隔照射して何も触れないで正確に溶かされ、接合される技術です。
スポット溶接の次世代技術としては「摩擦攪拌接合」技術が開発されています。
溶接ロボットには視覚センサー、パワー制御、人工知能が搭載されているようです。
ちょっと考えてみましょう。
溶接は金属を溶かして接合するので空気中で溶けた金属は酸化されます。
強くてきれいな溶接をするには酸素が邪魔ですね。
かといって、全てロボットで無酸素状態や真空の空間で溶接することは
どこででもできるものではないです。
凄く高価なものになるでしょう。
そこで窒素ガスを吹き付けたり、フラックスを用いたりしています。
酸素濃度を下げて酸化を抑制する方法です。
「失敗は成功のもと」ですね。
融接
○ガス溶接-酸素アセチレン溶接
○アーク溶接 ・非消耗電極式 TIG溶接、プラズマ溶接
・消耗電極式 被覆アーク溶接、サブマージアーク溶接、ミグ溶接、炭酸ガスアーク溶接
○エレクトロスラグ溶接
○電子ビーム溶接
○レーザービーム溶接
圧接
○抵抗溶接 ・重ね抵抗溶接 スポット溶接、シーム溶接
・突き合わせ抵抗溶接
・鍛接
ろう接
ろう付け、はんだ付け
奥が深い技術なので、またご紹介いたします。