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ものづくりブログ
NC工作機械と産業用ロボットの協業・協働(後編)
2024年09月10日
皆さんこんにちは、ものづくり市場公式ブログです。
今回は前回の前編に引き続き、産業用ロボットとNC工作機械の協業・協働関係にまつわるお話です。
今のものづくり業界では、市場・顧客の要求にフレキシブル・スピーディーに対応する必要性が高まっています。
近年のこうしたニーズに応えるため、製造現場においてNC工作機械と産業用ロボットの協業を図り、さらなる生産性と品質の向上を目指す動きが活発になっています。
前回のブログでは、産業用ロボットによるNC工作機械のサポートの一例として、ワーク・工具の着脱を挙げました。
ものづくり市場公式ブログ 「NC工作機械と産業用ロボットの協業・協働(前編)」へのリンク
今回も産業用ロボットによるNC工作機械のサポートについて取り上げます。
・工作加工機内での活用
防塵・防水タイプのロボットを機内に設置し、加工中のワークの洗浄や切粉の清掃を自動化します。
人間が清掃するときに比べ機械の動作を停止する時間が短く、シームレスに加工を進められるので、作業全体にかかる時間が短縮されます。
・ワーク加工補助
NC工作機械による加工の工程間のバリ取りや穴あけといった比較的単純な加工を、先端に工具を装着したロボットが代行します。
これまでは人間の職人さんが行っていた工程をロボットが担うことで、作業時間の短縮や省人化が図れます。
■今後の展望と解決すべき課題
NC工作機械と産業用ロボットの協業は、さらなる技術革新を重ね、より高度な自動化や生産効率の向上に寄与するはたらきが期待されます。
そのためには、人間と機械の協働やIoT(Internet of Things=モノのインターネット)等、様々な技術との統合を進め、より高度な製造システムを構築する必要があります。
しかしながら、技術革新が進むことで、顕在化する課題も存在します。
例えば、製造現場に新たに産業用ロボットを導入する際、作業者が操作方法を習得・習熟するのに時間がかかることが
あります。
機械やロボットによる自動化が進んだとしても、今日の製造現場で機械の設定に関する最終判断をするのは人間です
そのため、現場の作業者が新技術の導入に積極的に参画できるよう、例えばロボットのティーチングに、NC工作機械の操作者が慣れ親しんだGコードを使用できるような仕様を検討する等、現場の作業者の心理に寄り添った技術の開発も並行して進める必要があります。
ものづくり市場ではNC工作機械での加工をベースに、一部パートナー工場では溶接ロボットなどの産業用ロボットの導入も進めております。
協働ロボットと職人がともにものづくりに携わることで加工不良を低減、かつ生産性・効率の良さを追求することで価格面でもメリットをご提供できるように努めてまいります。
各種NC工作機械を用いた部品加工・機械加工のお問い合わせはものづくり市場までお寄せください。
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ものづくり市場内 ご参考ページ:
ものづくり市場公式サイト(機械加工) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/kikaikakou/
ものづくり市場公式サイト(マシニング) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/machining/
ものづくり市場公式サイト(フライス) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/milling/
ものづくり市場公式サイト(旋盤) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/lathe/