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NC工作機械と産業用ロボットの協業・協働(前編)

NC工作機械と産業用ロボットの協業・協働(前編)

2024年08月17日

NC工作機械と産業用ロボットの協業・協働関係

皆さんこんにちは、ものづくり市場公式ブログです。
今回は産業用ロボットとNC工作機械にまつわるお話です。

産業用ロボットとNC工作機械の協業は、製造業における生産性向上や製品品質の向上に向けた重要な取り組みの一つです。
従来、これらの技術は明確に区別され、個別に扱われてきましたが、近年の技術革新により、その境界は曖昧になりつつあります。

産業用ロボットは、従来人間が担ってきた重労働や危険作業を代替することにより、作業環境の改善と生産性の向上に寄与してきました。またNC工作機械は、高精度な加工や大量生産能力を活かして、今日の製造現場において不可欠な役割を果たしてきました。

現代の製造業では、市場の要求に柔軟かつ迅速に対応する必要性が高まっています。
近年のこうした市場ニーズに応えるため、製造現場においてNC工作機械と産業用ロボットの協業を図り、さらなる生産性と品質の向上を目指す動きが活発になっています。

今回は、具体的な事例を上げながら、産業用ロボットとNC工作機械の協業関係について解説します。

■産業用ロボットによるNC工作機械のサポート

高精度な加工や製品の大量生産に対応できるNC工作機械は、今日の製造現場において欠かせない役割を担っています。
しかしながら、加工前のセッティングや加工後の運搬・清掃作業は、依然として人間の手を借りる必要がありました。産業用ロボットは、そのような加工作業に付随する作業を人間に代わって行うことが可能です。

・ワーク・工具の着脱

ロボットをマシニングセンターの正面ドアの前に設置し、ワーク(加工の対象となる材料や部品のこと)の取り付け(ロード)や取り外し(リロード)を行います。
また、ATC(=自動工具交換装置)の代わりに、加工に使用する工具のロード・リロードを行うこともできます。
ATCでは交換できる工具の規格が決まっていることがありますが、ロボットであれば規格外の工具を交換したり、治具や砥石と言った、ATCが対応できないパーツを交換することも可能です。

前編はここまでとなります。
次回の後編でも、この続きをお伝えします。

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ものづくり市場内 ご参考ページ:

ものづくり市場公式サイト(機械加工) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/kikaikakou/

ものづくり市場公式サイト(マシニング) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/machining/

ものづくり市場公式サイト(フライス) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/milling/

ものづくり市場公式サイト(旋盤) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/lathe/

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