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ものづくりブログ
【板金】曲げ加工に使用される材料(非金属材料)
2024年09月04日
板金・曲げ・薄板加工のことならお任せ「ものづくり市場」です。
ものづくりにおける板金加工のうち、プレスブレーキなどの工作機械を用いて板材に力を加えて変形させることを曲げ加工と呼びます。
英語ではBend(ベンド)、Bending(ベンディング)と名付けられています(いずれの単語も曲げるという意味です)。
曲げ加工に使用されるのは主に鉄板・アルミ板・ステンレス板などの金属材料ですが、樹脂や木材といった非金属材料も加工できます。
前回のブログ(金属材料編)では、曲げ加工に用いる金属材料の種類として、軟鋼板、ステンレス、アルミニウムを挙げました。
ものづくり市場公式ブログ 「【板金】曲げ加工に使用される材料(金属材料)」へのリンク
今回のブログ(非金属材料編)では、曲げ加工に用いる非金属材料の種類として、木材と樹脂を扱います。また、逆に曲げ加工が難しい材料についてもご紹介いたします
【非金属材料】
樹脂や木材といった非金属材料も、曲げ加工が可能です。
・樹脂
樹脂の曲げ加工はアクリル樹脂やポリカ―ボネート、塩ビ、PET樹脂など熱可塑性樹脂とよばれているものが対象です。
熱を加えて成形するのが一般的であるため、熱による収縮や変形などに注意しながら曲げ加工を行っていきます。
透明度を生かした製品に向いています。
・木材
木材の曲げ加工は、家具で多く用いられています。
加える熱と水分の調整が難しい面があり、ねじれや割れ、折れなどを起こさず加工するには熟練の技が必要になります。
【曲げ加工が難しい材料】
硬く延性がない素材、長さがある素材は、曲げ加工が難しくなってしまいます。
・高張力鋼板(ハイテン材)
高張力鋼板(ハイテン材)は、軽いのに強度が高いのですが、硬度があり延性が低いため加工性が低い素材です。
曲げ加工では割れやうねりなどが生じやすく、注意しなければなりません。
特に曲げ加工ではスプリングバックが起きやすいので、ナックルプレスを採用するなど加工方法の工夫が必要です。
・耐摩耗鋼板
耐摩耗鋼板は、摩耗性が非常く強度があるのがメリットですが、硬度が高く曲げ加工は難しくなってしまいます。
厚みや曲げる半径が大きくなるほど、曲げ加工には適さなくなります。
曲げ加工の技術や経験がないと、割れたり強度が下がってしまうこともあるため注意してください。
・大きさや長さがある材料
曲げ加工をする板材は、大きさや長さがあるほど(材料の寸法や全長が大きいほど)、加工は難しくなります。
寸法が多きすぎて断られることは珍しくなく、あらかじめ業者に確認をしてから依頼しなければなりません。
大きさがあるものは通常分割して曲げ加工を行い、溶接でつなげる方法がとられます。
しかし変形やゆがみが起きたり、見た目が悪くなりやすいという難点があります。
また強度が低下したりすることがあります。
ものづくり市場ではこれまで蓄積した経験をもとに、各材料の特性・特質を把握したうえで、板金加工・曲げ加工を行っております。
鉄・アルミ・ステンレスなど金属薄板の曲げ加工のことなら、豊富な実績のあるものづくり市場にお任せください。
またプレスブレーキでの曲げ加工が難しい厚みのある金属については、溶接加工を行っております。こちらもものづくり市場の得意分野ですので、単品小ロット多品種の板金・溶接加工については、ものづくり市場までお気軽にお問い合わせください。
ご参考ページ:
ものづくり市場公式サイト(曲げ加工) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/bending/
ものづくり市場公式サイト(板金加工) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/sheetmetal/
ものづくり市場公式サイト(溶接加工) ものづくり市場 https://monozukuri.co.jp/welding/