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ものづくりブログ
工場自動化に使われる産業用ロボットの概要と種類(前編)
2024年06月24日
ものづくり市場公式ブログです。
今回はものづくりの中でも、産業用ロボットについての話を取り上げます。
■ロボットの定義と種類
近年、ロボットは大きな進化を遂げ、工場だけでなく、商業施設や家庭等、あらゆる分野・場所で使用されるようになっています。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「NEDOロボット白書2014」(2014年3月)では、ロボットを「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」と定義しています。
ロボットは、工場の自動化に使用される産業用ロボットと、サービス業で人間の仕事を代替するサービスロボットの2種類に大別されます。
・産業用ロボット
工場内での作業の自動化に使われるロボット。組立・溶接といった、生産作業に直接関わる工程だけでなく、物品の搬送・検査、機械の洗浄など、さまざまな用途で活用されています。
・サービスロボット
医療・介護用や宅配用など、サービス業界での人間の仕事を代替するロボット。
お掃除ロボットやレストランの配膳ロボット、最近ではAI(人工知能)を搭載したものなど、多種多様な機能を持つロボットが存在します。
■産業用ロボットの定義
産業用ロボットは「自動制御によるマニピュレーション機能または移動機能を持ち、各種の作業をプログラムにより実行でき、産業に使用される機械」とJIS規格で定められています。
マニピュレーション機能とは「人間の手足のように巧妙に動作する」機能です。
したがって産業用ロボットとは「プログラムによって自動で物体を操作・運搬することが可能な機械」と言えます。
■産業用ロボットの基本構成
産業用ロボットを構成する要素は一般的に以下の3つです。
・マニピュレーター
プログラムされた動作が実際に実行される部分です。
人間の腕や手に相当する部分で、多軸の関節とサーボモーターによって駆動されます。
物体を掴んだり、運搬したりする動作が可能です。
・ティーチペンダント
ロボットに動作を指示する(=プログラミング)ための操作盤です。
オペレータである人が操作し、ロボットに指示通りの動作を記憶させます。
このロボットに動作を記憶させることを「ティーチング」と呼びます。
・コントローラー
マニピュレーターをプログラム通りに制御するための装置です。
ティーチングした内容に合わせて、サーボモーターや減速機などの動きを制御し、マニピュレーターを動作させます。
オペレーターがティーチペンダントからプログラムを入力し、その内容に従ってコントローラーが各パーツの出力を制御、そしてマニピュレーターによってティーチングの内容に沿った動作が実行されます。
■ものづくり市場はロボット製作にも対応
ロボット製作には多数のパーツ・部品が必要となります。
ものづくり市場ではこういった産業用ロボットに必要となる金属加工、樹脂加工などものづくり全般に対応しています。
ものづくり市場は、ワンオフ・多品種少量生産を得意としておりますので、例えば産業用ロボットの研究開発段階における調達業務にも最適です。
ご要望部品の図面をお送りいただければ、板金・切削・製缶加工といった適切な加工方法を選定し、ものづくりを行います。
下記にてものづくり市場における産業用ロボット、装置作りについてご紹介しております。
ものづくり市場 搬送装置のページ ものづくり市場へのリンク (https://monozukuri.co.jp/apparatus/)
ものづくり市場 マテハンのページ ものづくり市場へのリンク (https://monozukuri.co.jp/material-handling/)