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ものづくりにおける表面処理の役割とポイント(前編)
2024年06月12日
ものづくり市場公式ブログです。
今回はものづくりにおける表面処理の役割と、表面処理のポイントについて解説いたします。
ものづくりの仕上げ工程に「表面処理」があります。
表面処理は、多くの部品や製品に施されています。
そんなものづくりに欠かせない表面処理の役割について解説いたします。
【表面処理の役割】
表面処理が行われる理由は、素材の特性を変えられる点にあります。
熱処理は素材そのものの性質を変えるのですが、表面処理は表面を膜で覆い素材の良さを高めます。
以下が表面処理の役割となります。
・デメリットを失くせる
表面処理により、素材のデメリットを失くすことができます。
たとえば、金属によっては錆びやすく腐食しやすいものがあります。
表面処理無しのそのままでは耐久性が低く、長持ちさせるのは難しいでしょう。
そこで登場するのが、表面処理です。
コーティングすることで外部の環境や薬品などの影響を受けにくくなります。
摩耗しにくくなることで寿命を延ばすことができ、強度の保持もしやすくなるため、長く使用できる部品・製品が出来上がります。
・付加価値を付ける
表面処理は素材に目的に応じた付加価値をもたらします。
撥水や防水効果が出るように表面処理をすれば、水分が気になる場面でも使える製品になります。
めっきなどにより導電性をアップさせたり、絶縁コーティングして絶縁性を出すことも可能です。
またスマホやパソコンなら指紋が付きにくく落としやすくしたり、フライパンなら食材がこびり付きにくく汚れを洗浄しやすいような表面処理が行われています。
金属アレルギー対策として、施される表面処理もあります。
使用する場面に最適な表面処理をすることで、製品の価値と魅力を高めることができるのです。
・見た目を良くする
表面処理は見た目(ものづくりではよく美観と呼ばれます)を良くする効果もあります。
機能性はもちろんデザイン性も重要視される製品は、塗装や研磨、酸洗いなどの表面処理により、光沢を出す、色調を良くする、模様を付けたりしています。
ものづくりはただ形を作りあげるだけではなく、外観が美しいことも大切です。
表面処理により美しさを出す、美観を意識することで、顧客の満足度が高まります。
【今回のまとめ】
今回のブログでは、ものづくりにおける表面処理の意義・メリットについて下記をあげました。
・金属は錆びやすいというデメリットをなくせる
・表面処理の特性に応じた付加価値を付けられる
・部品や製品の美観(見た目)を良くする
ものづくり市場でご依頼いただく機械パーツ・部品にも、表面処理を施すことが多くあります。
信頼できる実績のあるメッキ屋さんと提携することで、表面処理の質やメッキ厚を担保しております。
表面処理も含めた部品加工・ものづくりのご依頼は「ものづくり市場」までお任せください。
下記ページでものづくり市場の表面処理関連のサービス内容をご紹介しております。
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