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ものづくりブログ
ものづくりにおける工作機械の保守・メンテナンス その1
2024年04月13日
ものづくりに欠かせないのが工作機械です。
工作機械にはたくさんの種類がありますが、どの機械にも共通して必要なのが保守・メンテナンスです。
今回の「ものづくりにおける工作機械の保守・メンテナンス」シリーズでは、工作機械における保守・メンテナンスの一例として「オーバーホール」と「レトロフィット」を取り上げます。
オーバーホールの概要
工作機械は使用年数が経過すると、部品の摩耗や経年劣化により精度が低下し、購入当時の性能を発揮できなくなります。
オーバーホールは、こうした工作機械に対して分解・点検・修理・部品交換等を実施し、新品同様の性能や精度に復元するためのプロセスです。
既に故障が発生した箇所を再稼働できるように直すことを一般的に修理と呼びますが、オーバーホールは単純な修理作業ではなく、工作機械の定期的なメンテナンスを指します。
機能や性能が落ちないように機械全体を点検し、必要な処置を施すものです。
オーバーホールすべきタイミングを見極めることは難しいですが、定期的なメンテナンスを施さないせいで、機械の稼働が止まってしまえば元も子もありません。
工作機械の動作が完全に停止しないような、軽微な故障・精度低下が見受けられるうちに、オーバーホールを手配することが重要です。
オーバーホールの手順
オーバーホールは以下の手順で行われます。
分解
↓
機能診断
↓
クリーニング
↓
修理
↓
部品の取り換え・修理
↓
再組立て
↓
塗装
これらの手順を踏み、工作機械のいわば「健康診断」とメンテナンスを徹底的に実施することで、工作機械の精度を担保し、故障や劣化による工作機械の停止リスクを減らすことができます。
ものづくり市場ではしっかりメンテナンスを施した最新機種の工作機械を用いることで、より効率的かつ正確な部品製造を行っております。
フライス、センバン、マシニング、レーザー、溶接、板金、曲げ加工といった工作機械を使ったものづくりは、弊社「ものづくり市場」までお寄せくださいませ。