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ものづくりの機械加工・工作機械ついてゼロから解説(7)

ものづくりの機械加工・工作機械ついてゼロから解説(7)

2024年04月19日

読者の皆様、こんにちは。ものづくり市場です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

今回は、ものづくりの機械加工・工作機械ついてゼロから解説しているシリーズの7回目となります。

【これまでの内容】
第1回 機械加工の概要(部品加工や金属加工も含みます)と機械加工に使われる工作機械について概要をご紹介しました。
第2回 機械加工の中でも、切削加工、研削加工、研磨加工、特殊加工といった除去加工についてご説明しました。
第3回 塑性加工や鋳造加工をはじめとする成型加工と、溶接、接着・ろう付け、積層造形(3Dプリンター)をはじめとする結合加工についてご説明しました。
第4回 機械加工に必要となる工作機械に関するお話しをスタート。まずは旋盤、フライス、ボール盤、マシニングセンタについて解説しました。
第5回 研削・研磨加工に使われる研削盤、バレル加工機、特殊加工に使われる放電加工機、レーザー加工機についてお話ししました。
第6回 成型加工のうち塑性加工に使われる工作機械である汎用プレス機、自動プレス機、専用プレス機、鍛造機械について記しました。

今回は鋳造加工に使われる工作機械と、結合加工に使われる工作機械を見ていきます。

どれも部品加工で活躍する機械たちです。

【鋳造加工】

・ダイカストマシン

ダイカストマシンは溶かした金属を金型に注入し、冷却して固めることで成形します。
金属を高速・高圧で注入することで、従来の鋳造よりも高精度かつ短時間での大量生産が可能になりました。

・射出成形機

射出成型機(射出成形機)は溶かしたプラスチック樹脂を金型に注入し、冷却して固めることで成形します。
ダイカストマシンとの違いは、注入する材料(ダイカストマシンはアルミニウム合金等の溶かした金属、射出成形機はプラスチック樹脂)です。

結合加工の代表的な工作機械

・溶接機

溶接機は、金属同士の接合部分に熱を加え溶かし、その後冷却して固めることで金属同士を結合させ成形します。

熱源によって加工機の種類が分かれます。

代表的なものは「アーク溶接機」(2つの電極の間に電圧をかけ、そこで発生した電流と強力な光・熱を利用する)や「レーザー溶接機」(レーザー光を集光して加工物に照射する)が挙げられます。

・3Dプリンター

3Dプリンターは、3DCADの設計データをもとにスライスされた断面図の層を1枚ずつ積み重ねることで、データ通りの立体物を成形します。
3Dプリンターの出力方式によって使用できる材料が変わってきます。
材料には主に樹脂素材が使用されますが、出力方式によっては金属や石膏等の材料で立体物を成形することも可能です。

ものづくり市場は機械加工や各種部品加工をワンストップで行うサービスです。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回の第8回では、工作機械を使った機械加工におけるポイントや注意点をご案内いたします。

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