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ものづくりに欠かせない金属の種類(後編①)
2024年01月20日
前編では、金属の種類として、鉄鋼と非鉄金属という大分類があることをご紹介しました。
今回の後編では、フライス、センバン、板金、溶接、機械加工などのものづくり加工で使われる金属種類である、鉄、アルミニウム、ステンレスについて、それぞれ解説します。
【ものづくりに使われる金属の種類6つ】
・鉄
鉄は溶接しやすく加工しやすいため、様々な場面で使われている金属です。
一般的に炭素を含む鋼や鋳鉄が鉄と言われていますが、炭素の含有量や熱処理にの方法で性質が変わり、目的により使い分けできます。
ほかの素材が混じっていない純鉄は純度が高いのですが、強度がなく酸化もしやすいため、実用的ではありません。
・アルミニウム
アルミニウムは合金にして使用されることが多くなっています。
軽い、柔らかい、導電性や熱伝導率が高い、耐食性がある、加工しやすいなどメリットが多い金属でもあります。
特にジュラルミンは航空機に使用されるほど、軽く強度が高い素材として有名です。
・ステンレス
ステンレスは熱に強く、耐食性があり錆びにくい金属です。
直火や水中での使用もでき、キッチンや機械部品など幅広く使用されています。
ただ溶接性はあれど硬度が高いので、切削加工が難しい面があります。
今回ご紹介した鉄もアルミニウムもステンレスも、機械加工や板金加工といったものづくりで非常によく使われる素材・材質です。
溶接、板金、切削(フライス・マシニング・センバン)、製缶などの金属加工や金属を使った機械加工でのものづくりは、ものづくり市場にご依頼ください。
次回の後編②では、銅、真ちゅう(真鍮)、チタンについて、それぞれ解説します。