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スイス式自動旋盤とは 後編

スイス式自動旋盤とは 後編

2024年01月14日

前編では、工作機械の一種であるスイス式自動旋盤やCNCの特徴についてお伝えしました。
今回はノンガイドプッシュ、スイス式自動旋盤の刃物台の解説です。

<ノンガイドブッシュ>

スイス型自動旋盤には、ガイドブッシュが無いタイプも存在します。
ガイドブッシュが無いため、残材の長さを小さく出来るというのがメリットです。
つまり材料の無駄を減らせるわけで、小さなコスト削減とは言え、大量に部品を製造する場合は収益性の向上に寄与出来ます。
スイス型CNC自動旋盤の中には、ガイドブッシュとノンガイドブッシュの両仕様と設定変更できる機種も出ています。

<スイス式自動旋盤の刃物台>

ではここで、旋盤の切削工具である刃物について触れてみたいと思います。
これには「クシ刃型刃物台」と「タレット型刃物台」の二つに大別されます。
先ず、クシ刃型刃物台ですが、これは切削材に対して垂直方向に移動する横送り台に、刃物を並列に固定したものです。

送り台を移動するだけで刃物の位置割り出しが出来るので、短時間で工具交換と割り出しが出来るのが大きなメリットです。
その上、加工に伴う摩擦熱による素材の変異が抑えられ、高い精度が期待できます。つまり量産時の出来具合のバラツキが少ないと言えます。
続いてタレット型です。
タレットには旋回砲塔といった意味がありますが、円形の刃物台の円周上に刃物をレイアウトし、これを回転させることで刃物の割り出しを行います。
より多くの刃物をセットしてあるため、複雑な加工をしたり、工程数が多い場合などでその威力を発揮します。
刃物の割り出しのスピードという点ではクシ刃型に水をあけられますが、刃物同士による干渉が起きにくいという特長も有しています。

<まとめ>

精密部品加工に威力を発揮するスイス型自動旋盤は、19世紀末にスイスで発明されました。
直径1㎜の部品まで仕上げてしまうというのですから驚きです。
日本の工作機械メーカーからも優秀な製品が開発され、世界で活躍しております。

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