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ものづくりの機械加工についてゼロから解説します(2)
2024年01月08日
ものづくりの機械加工について、解説するシリーズです。
前回の第1回では、機械加工とそれに使われる工作機械について概要をご紹介しました。
今回は機械加工の中でも、除去加工(切削加工、研削加工、研磨加工、特殊加工)に関するお話です。
【除去加工】
文字通り、材料の不要な部分を除去する加工方法を指します。
除去加工はさらに「切削加工」「研削加工」「研磨加工」「特殊加工」という4種類に分類されます。
・切削加工
加工対象となる材料もしくは工具のどちらかを回転・直線運動させ、材料の不要部分を除去する加工方法です。
・研削加工
高速回転する砥石を材料にあて、不要部分を少しずつ削り取る加工方法です。
・研磨加工
流動する粒子を利用して、材料の表面を細かく削る加工方法です。
研削加工よりもさらに細かく材料を削り、表面の凹凸をなくして光沢のある状態に仕上げます。
・特殊加工
工具や砥石を使用しない加工方法です。切削加工では対応できない材料を取り扱う際に利用されます。
代表的な例として、放電の際に発生するアークの熱を利用して材料を溶かす放電加工や、レーザー光によって材料を溶かし切断するレーザー加工などが挙げられます。
次回の第3回以降では、塑性加工、鋳造加工といった成型加工や、溶接、接着・ろう付け、積層造形(3Dプリンター)といった結合加工についてみていきます。