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【ものづくり】工作機械⑩:レーザー続き…レーザー径
2023年11月21日
レーザーカッターのレーザー径は、使用するレーザータイプや機種によって異なります。
レーザーカッターに使用される主なレーザータイプには、CO2レーザー、ファイバーレーザー、固体レーザーなどがあります。
それぞれのレーザータイプの特徴とレーザー径について説明します。
1. CO2レーザー:
CO2レーザーは、ガスレーザーの一種で、可視光線よりも長い波長(10.6μm)を持ち、非金属材料の加工に適しています。
CO2レーザーカッターのレーザー径の最小は、通常0.1ミリメートルから0.4ミリメートル程度です。
金属材料に比べて非金属材料での利用が主で、紙、プラスチック、布、木材などの加工に用いられます。
2. ファイバーレーザー:
ファイバーレーザーは、固体レーザーの一種で、可視光線や近赤外線を発することができます。
主に金属材料の切断や溶接に使用されます。
ファイバーレーザーカッターのレーザー径の最小は通常0.05ミリメートル程度です。
金属材料の高速・高精度切断に向いています。
3. 固体レーザー:
固体レーザーは、固体中にドープされた材料を用いてレーザーを発振させるレーザータイプです。
ヤグレーザーやファイバーレーザーが固体レーザーの一部です。
固体レーザーカッターも金属材料の切断や溶接に使用されることがあり、レーザー径の最小は0.05ミリメートル程度です。
レーザーカッターの一般的なレーザー径は、0.1ミリメートルから0.4ミリメートルの範囲にあります。
レーザータイプや加工材料によって最適なレーザー径が異なるため、具体的な加工目的に合わせて選択されます。