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装置組立と部品加工
2016年12月17日
装置組立と部品加工
世の中には様々な物品を生産する設備があります。
人の手をかけないようにするための装置や人では危険すぎたり、
人が介在してはならないものを生産する装置など様々です。
装置は、人間のように臨機応変に変化に対応できません。
決まった動きをします。
ロボットを使い、目の役目を果たす画像認識も取り入れられています。
NG判定には良品と不良品の判断基準を取り決め、
「限度見本」を作成して画像認識などで識別するようになっています。
ロボットが正確な動きをするためには、正確な部品が欠かせません。
土台であるフレーム(製缶)、ベース(主にフライスで製作)、支柱などなど。
垂直、直角、水平、平行、固定位置などなど。
穴はH7公差、ピンはh7公差、研磨、平行度、垂直度、平面度、面粗度 … 。
土台から積み上げて部品を取り付けていくので公差や基準面の出来栄えを
甘く見ていると取り返しのつかないことになりかねません。
設計にかかわることですが、部品単品では良くても組み上げると
強度不足による変形が原因となって
望みどおりの仕上がりにならない場合もあります。
設計者も経験に裏打ちされた設計技術が必要となります。
どの面を基準に寸法を配置するのかなど、装置の動きから考えられています。
図面の表記の仕方、注意書きの有無、図面を読む能力が加工者には求められます。
加工業者は図面だけです。
この部品が、どんな装置の、どこの部品か等は全く明かされません。
完成しても、トラック輸送時の振動、生産時の振動でネジが緩むこと等も
想定して組立なければなりません。
金属加工業者で製作されるものは、ほぼ装置の部品になるでしょうから、
もしももしも可能であるならば、
設計者と金属加工者と組立作業者と営業は、
設計、部品加工、装置組立を広く浅くでよいので経験した方が良く、
特に装置組立を経験した方が良いと感じる今日この頃です。
なぜなら、気温の変化もあり、湿気もあり、
特に時間、大きさ、重さ(重力)、スペース、使い勝手などの質感が存在するからです。
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ベルトコンベア1
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ベルトコンベア2
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吸着搬送
