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【ものづくり】半導体①:半導体とは
2023年07月18日
デジタル化が浸透し、今や企業活動はもとより、私生活においても、半導体の存在なくしては暮らしていけない
と言っても過言ではない現状です。
半導体が搭載されている機器として最も身近なものは、パソコンです。
パーソナルコンピュータやサーバーなど、コンピューター全般において半導体が重要な役割を果たしています。
具体的には、マイクロプロセッサやメモリなど、コンピュータの処理能力やデータの記憶に使用されます。
そして、私たちの生活にもはや欠せないスマートフォンも、パソコンと同様に半導体によって実現されています。
また、半導体は、自動車の車両制御システム、電気系統、電子機器にも使用される電子部品であり、
自動車の機能や性能を向上させる上でも欠かせない存在です。
半導体不足が原因で、自動車の新車の納品が遅れていることがニュースにもなりました。
半導体の役割は、電気を制御することです。
通常はシリコンなどの半導体材料が使用されます。
その字のごとく半+導体=導体と絶縁体の中間の性質を持っている物質です。
その性質を利用して、半導体素子に利用されています。
※素子=電気回路などの構成要素(それ単体が重要な役割を果たすもの)
導体とは、電気を通しやすい性質をもつもので、絶縁体は電気を通さない物質です。
半導体は、この両方の性質を持つというより、電気を通す通さないという操作を可能にするものです。
半導体は、半導体集積回路と言い替えることも可能で、導体と絶縁体の中間の性質を持つことで
電流を制御することが可能です。
電流を制御するというのは、すなわちオンとオフを繰り返すということです。
オンとオフ(1と0)を繰り返すことによりデジタル信号が構成されています。
次回は、この半導体の歴史について紐解きます。