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【ものづくり】 ステンレスとアルミニウム:ステンレス鋼種類③

【ものづくり】 ステンレスとアルミニウム:ステンレス鋼種類③

2023年06月12日

ステンレス鋼はSUS(Steel use stainless)と表記され、その種類によって SUS+数字で区別されています。
そのため、一般的にサス+数字で呼称されています。

ステンレス鋼は、合金であり、その比率などによって、大きく以下の3つの種類に分別することができます。

①オーステナイト系

クロムとニッケルを主成分とし、常温の状態でオーステナイトという金属組織を形成します。
唯一ニッケルを含むステンレス鋼です。
耐食性に強く、靭性があり、溶接性に優れているという性質を持ちます幅広い用途に使用され、
ステンレス鋼生産量の約6割を占めます。

 ※代表例:SUS304、SUS316
 ※SUS304は最も一般的なステンレス鋼であり、クロム18%とニッケル8%の含有量を持ちます。
  耐食性があり、一般的な用途に適しています。
 ※SUS316は、SUS304にモリブデンを添加したステンレス鋼で、耐食性がさらに向上しています。
  海洋や酸化する環境での使用に適しています。

②フェライト系

クロム含有率が比較的低く、ニッケルを含まないステンレス鋼です。
磁気特性を持ちます。
オーステナイト系に次いで耐食性に優れる。熱処理をしても硬化が少なく軟質を維持することが可能です。
また高温環境での酸化に強く、耐熱性にも優れる。自動車の排気システム等に使われます。

 ※代表例:SUS430
 ※SUS430は、より低いクロム含有量(16%)を持ち、耐食性は比較的低く、主に耐熱性や磁気特性が
  重視される場合に使用されます。

③マルテンサイト系

クロムと炭素が主な成分で、ニッケルを含まないステンレス鋼です。
熱処理によってマルテンサイトという硬い金属組織を形成するため、硬度と耐摩耗性に優れています。
硬度が高い反面、他の種類と比べると、錆びやすく最も耐食性が劣るという特徴があります。
刃物、工具、歯車、バルブ等に使用されます。

 ※代表例:SUS403、SUS410、SUS420


JIS規格だけでも100以上の種類が存在するステンレス。
用途に最適な材料を選択する上でも、それぞれの特徴などを知ることが重要です。

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