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【モノづくり】 超電導技術の応用への期待

【モノづくり】 超電導技術の応用への期待

2022年10月09日

2027年開業予定のリニア中央新幹線ですが、現在国土交通大臣より工事実施計画の認可を受けた品川~名古屋駅間の開業に向けて工事が進められている最中です。

  • まだほぼ更地の工事現場

    まだほぼ更地の工事現場

  • 結構広範囲にわたる工事範囲

    結構広範囲にわたる工事範囲

今更説明するまでもないのですが、リニアモーターカーには、超電導技術が応用されています。この超電導技術は、すでに様々なことに応用されており、また将来的にもさらなる活用が期待されているテクノロジーでもあります。

その技術を応用した例で、一番なじみの深いものはMRI(Magnetic Resonance Imaging)ではないでしょうか。これは、磁気共鳴映像法と呼ばれ、人体に電磁波をあてて断層撮影を行うことにより、がん細胞などを発見する方法です。

また、アクチュエイターや搬送用システムなどのリニア位置決めシステムにも応用が期待され、実際に現場で活用されているケースもあるようです。この応用開発がさらに進化していくことで、位置決めの精度はますます向上していくことかと思います。

さらに、送電線や蓄電の分野へのさらなる応用についても、積極的に研究が進められているようです。送電による電力ロスを限りなく減少させるのための超低温環境を創出する冷却材の開発など、まだまだ発展の余地がある技術ですね。

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