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焼付塗装～事前に～
2022年08月03日
■焼付塗装の選択
以上のことを考慮して、焼付塗装を行う際は、事前に樹脂の
種類や膜厚などをしっかり見極めて作業しなければいけません。
外観と硬度を考慮し、焼付塗装する目的は何かという根本的な
ところを把握しておく必要があります。
「屋外使用」「直射日光が当たる」などの条件がわかれば、
塗装する方法や種類も選択する必要があります。
仕上がり具合も、「剥がれなければいい」「ゴミが一つでも
付いていたらダメ」など要求水準は異なってきます。
人の目に触れやすい所や部品類は表面仕上げをキレイにする
必要があるでしょう。
建築部材だと、耐久性の方が重視されるかもしれません。
それらの目的によって、工程や価格が変わってきます。
色も、色見本を元に検討するのが良いでしょう。
あと、アルミを焼付塗装する場合、熱で膨張しますので注意が
必要です。
ネジで止めている場合は、ネジが弾けたり、ネジ付近が曲がったり
するかもしれませんし、接着剤で貼り付けた部分は剥がれる可能性も
あります。
こうした細かい点も注意しながら焼付塗装を行っていきましょう。
（続く）
