ものづくりメニュー(オーダーメイドものづくり加工)
ものづくりブログ
軽い金属3選は?⓸~アルミニウム~
2022年05月17日
〇アルミニウムのデメリット
利点ばかりのアルミニウムのように思えますが、デメリットもあります。
アルミニウムは刃物へ溶着しやすい、という点です。
加工品の形状やアルミニウムの種類によって、溶着が起こる可能性があります。
例えば、アルミニウム合金を加工する場合、刃物にアルミニウムが付着して
しまい、付着後は加工精度が落ち、加工品に悪影響を与えるリスクがあるでしょう。
アルミニウムを加工する際は、エアブローや切削油を使いながら刃物の精度が
落ちないように対策を取ってください。
〇アルミニウム製品
アルミニウムを使用した製品は身近な日常で頻繁にみられます。
例えば、アルミ箔は紫外線や赤外線を通さず、水分やガスの非通気性にも
優れているので、食品などの包装材料としても広く使用されています。
例)台所用品のアルミホイル、レトルトパック、医薬品では錠剤の
パッケージ、ビールやジュースの缶、など。
また、熱を良く伝える(鉄の約3倍)一方、光線や熱線をきわめて
良く反射する特徴があり、こうした熱に関する特性を生かして、
保温材料として床暖房、冷凍器具等にも利用されています。
例)防寒用アルミ保温シート、建築用断熱材、保温用ペットボトルカバーなど。
他にも様々な用途があります。
例)ロケット、電子機器、車の塗料、花火、一円玉、アンテナ、
アルミサッシ、フライパンなど多岐にわたります。
☆アルミニウムの豆知識
そのアルミの原料はボーキサイトという鉱石です。
「ボーキサイト」とは、酸化アルミニウムを主な成分とする
鉱石で、アルミニウムの原料となります。
地球の地中には、様々な金属の原料が埋蔵されていますが、
その中で一番多いのがボーキサイトなのです。
<世界のボーキサイト生産量 国別ランキング>
1位 オーストラリア
2位 中国
3位 ブラジル
(続く)