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鉄と鋼の違いは? ⑤~種類~

鉄と鋼の違いは? ⑤~種類~

2022年03月30日

続いて「鉄」と「鋼」の種類についてですが、どちらも強度や特性から
細かく細分化されているので、挙げればキリがありません。
それくらい、私たちの生活は鉄や鋼に支えられているのです。

例えば、冬の時季には必ずと言っていいほどお世話になる使い捨ての
カイロには「鉄」が使われています。
その理由として「鉄」は、酸素に触れると”酸化反応”と呼ばれる
化学反応が起こります。
この熱がいわゆる酸化反応と呼ばれる現象が起きている状態で、
その熱により私たちの体を暖めてくれているのです。
カイロは、袋から出すとたちまち熱を持ちますね。

冬に欠かせないカイロの秘密は「鉄」

また、台所で使用するアルミホイルも鉄鋼の一つと聞くと少し
意外な感じがします。
漢字で見た「物を切る鋭利な金属=包丁、ハサミ」も身近な
鉄の代表例とも言えます。

〇SS材

「鋼」の種類について言えば、SS材、SC材といった用語を聞いたことが
ある人もいるでしょう。

少し専門的な話しにはなりますが、SS材と言うのは構造用の鋼の
中でも幅広く使用されるJIS規格の鋼材のことを言います。
一般構造用圧延鋼板のことを指します。

SS材は鋼材の中でも、不良品が少なく、不留まりがよいことから
主に建築現場や土木工事で使用されます。
広く一般的に使われているのはSS400といった鋼材です。
この鋼材は比較的安価で手に入れることができ汎用性の高い材料のため、
様々な場所で使用されます。

しかしSS材の特性として、低炭素の軟鋼で硬度があまり高くないので、
溶接や肌焼きなど金属そのものを焼いて補強することには向いていません。
そのため、建築現場では、焼き入れによる強度補強が出来る他の鋼材や、
溶接に向いている鋼材、金属含有量や強度に明確な基準が儲けられている
構造用鋼を、用途別に用いられることになるのです。


(続く)

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