ものづくりブログ
旋盤加工

旋盤加工

2016年06月30日

旋盤
中学生の頃の技術の時間を思い出します。
旋盤は材料を回転させて削る機械です。
基本的な注意点は、
「チャックハンドルをつけたままにしないこと。」
「バイトやバイトを固定しているテーブルをチャックにぶつけないこと。」
これは、基本中の基本で自分と製品と機械と刃物を傷つけないための基本です。

旋盤は「バイト」と言う刃物を使って金属(樹脂、木工の旋盤もあります。)を削ります。
旋盤には3つの重要な要素があります。
「回転速度」、「切込み量」、「送り量」です。
加工速度と仕上がりを決める要素です。
解説していきます。
回転速度
なんとなく想像できると思います。
材料を早く回転させると速く切れます。仕上がりもきれいになるようですが…。
材料によって、仕上げ方によって経験的に速度を変えます。
バランスです。
旋盤は金属をより硬い金属やセラミック製のバイトで削ります。当然、熱を持ちます。
一般に加熱すると材料は伸び、冷えると縮みます。
歪みの原因になります。

切込み量
これもなんとなく想像できると思います。
金属にバイトを当てて、一気に押し込むとどうなるでしょう。
無理やり押すと刃物も製品にも無理がかかってきれいに仕上がりそうにありません。
これもバランスです。

送り量
早く削りたいのはやまやまなれど…。
削る寸法が決まっているので早く送りすぎるとミスにつながりそうですね。
設計者の意図や公差に従って加工しないと意味がない。
基本的な3つの要素「回転速度」、「切込み量」、「送り量」はバランスを上手くとって加工されています。

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