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マシニングセンタ導入
2022年03月01日
マシニングセンタ導入にあたり
マシニングセンタを導入するメリット
これと同じ加工を、もし手で行う場合はどうなるでしょうか。
手作業と比べたマシニングセンタ導入のメリットを説明しましょう。
まず精度が改善します。手で加工操作を行うと、操作ミスで不具合や
寸法、面のバラつきが生じてしまう可能性がありますが、マシニング
センタが自動で作業するのであれば、作業員の熟練度に関わりなく、
品質を安定させることができます。
次にコストの削減です。作業員が技術を習得する場合、長期にわたって
教育しなければなりませんが、マシニングセンタは使用方法を理解できれば、
加工は機械が自動で行うため、技術的な育成コスト(時間とお金)を削減できます。
マシニングセンタは1台で複数の加工を同時に行うことができますので、
人が行う作業を最小限にでき、結果、人件費の削減にもつながります。
多軸制御ができるマシニングセンタは、加工方向に合わせて材料の位置を
何度も合わせる必要がないので、作業時間も短縮できます。
安全面にもメリットがあります。ATCで機械が自動で工具を変更するため、
人が刃物に触れる機会は減ります。それが作業者の安全性向上に繋がっています。
導入準備
いいことが多いマシニングセンタですが、導入すれば、必ずしも生産性が
向上するとは限りません。まずは現場の課題を把握し、横型や立型がいいのか、
5軸が必要なのかを見定める必要があります。
マシニングセンタを使う時は多くの工程を経ます。現状把握から始まり、
機械を設置する場所、NC工作機械・ACTを操作するためのプログラミング、
作業員への教育などです。マシニングセンタを使用して生産性を上げ、
利益を出すところに持っていくためには、導入する前の準備が大変重要になります。
(終わり)