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ウォータージェット加工のデメリット

ウォータージェット加工のデメリット

2022年01月12日

ウォータージェット加工の3つのデメリット

ウォータージェット加工はさまざまな素材が加工でき、また他の加工方法に
比べて歪みや変質などを抑えられるなど利点が多い一方で、いくつか
デメリットも存在します。

「加工できない材質がある」,「機械加工に比べ精度が低い」,「コストが高い」
などがあげられますが、以下デメリットについて見ていきましょう。

デメリット①加工できない材質がある

1つ目は加工できない材質があるため、作業を行う前に確認が必須です。
この加工方法はさまざまな材質を加工できますが、水に溶けてしまう
材質には向いていません。材質が水に濡れても溶けないものでなければ、
加工ができないのです。

ガラスを加工する際は水圧に注意し、作業を進める必要があります。
ウォータージェット加工は加圧した水を使用するため、薄いガラスは
割れてしまう危険性があります。また、割れたガラスで傷を負うリスクも
あり得るでしょう。
ウォータージェット加工を使う時は水圧を考慮し、ある程度の厚みが
ある素材を使うようにして下さい。

デメリット②機械加工に比べ精度が低い

2つ目は、機械加工に比べ精度が低くなっている点です。
超精密加工でウォータージェット加工と機械加工を比べると、精度に差が
生じます。機械加工の方が精度の高いものを製作可能です。
ただし、薄い難削材の場合はウォータージェット加工の方が力を発揮し、
機械加工と同等の速さや精度を保ちます。そのため、難削材の加工では
機械加工の前の工程で、ウォータージェット加工が使われることが多く
なっています。

※超精密加工…最大で「1/1000μm」のスケールで行える加工方法。

デメリット③コストが高い

3つ目は加工の際に研磨剤が使われるため、コストが高くなります。
消耗材の研磨剤は高価で、使用回数が多くなるほどコストが高くなって
しまうのです。そのため、ウォータージェット加工以外で加工できるもの
に関しては、他の方法をおすすめします。
加工が難しい素材(難削材や複合材)を切断する場合は、ウォータージェット
加工の方がコストを抑えられます。

ものづくりでは素材によって、加工方法を選ぶようにしましょう。

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