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ウォータージェット加工とは?③
2021年12月07日
ウォータージェット加工の歴史
ではその「ウォータージェット加工」が生まれた背景をみてみましょう。
水力を利用した動力はさまざまな場面で活用されていました。
1852年、アメリカのカリフォルニアでは水噴流を活用し、
砂利を採取した記録が残っています。
ソ連では石炭採掘への実験が行われ、1936年に「水力採炭法」を
確立しました。
その後、機械や道具の開発が行われ、「鉱業の精密切削」や
「土木建設業の剥離」などの作業が可能になります。
1960年代、主にアメリカやイギリスウォータージェット加工の
開発が行われます。
1970年代初期には、Flow Research(現在のフロー社)が創立されました。
そして、アブレシブジェットシステムの開発が進み、ウォーター
ジェット加工の技術が進化していきます。アブレシブジェット加工に
よって、硬いものの加工が行いやすくなりました。
※Flow Research(現在のフロー社)は、大型旅客機メーカー・ボーイング社
から技術部門が独立。
まとめ
ウォータージェット加工の歴史は浅いですが、短期間で技術が
急速に進化しました。ものづくりだけではなく、医療や消防活動
などさまざまな分野に活用されています。
機械を用いないウォータージェット加工は、ものづくりにおいて
必要不可欠です。
さまざまな質の高くものを作るためには、ウォータージェット加工が
有効な方法の1つと言えるでしょう。
