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あなたは どっち派? 「コンベヤ」編
2016年11月08日
「コンベヤ」ですか?「コンベア」ですか?それとも・・・
ふと気づけば もう霜月 朝晩も冷え込んできましたね。
8月末のブログでアップした「マテハン」(マテリアルハンドリング)
の中でも 比較的 身近な?要素といえば「コンベヤ」でしょうか。
ものづくり的なマテハンを考察するにあたり、多面的なかかわりを持つ
設備だと思います。コンベヤによって効率化された生産設備は 多種多様の
業界や業態に採用されている製品だと思います。専業のメーカーも多く
またそのコンベヤそのものの部品製造まで含めると関わっている方も多い
のではないかと思います。
「Conveyor」直訳すれば 運送機、運搬装置、輸送装置 となるの
ですが 皆さんはなんと呼んでますか?「コンベヤ」「コンベア」「コンベヤー」
「コンベアー」 正解はあるのでしょうか?私は「コンベア」派なのですが・・・
まず、動力が有るか無いかで大きく分けられますね。設備のコスト面から優位性が
高いのは動力の不要なフリーなコンベヤですね。地球の力を借りて 重力で移動力を
発生させます。簡単に言えば「傾斜」を活用して転がすんですね。
この仕組みは、運転コストも初期費用と維持費用で済み良い事だらけのようですが
「重力加速」のコントロールが大事で、搬送物の破損や人的事故も考慮した
設置設計が重要な要素となります。また物理的に、軽いものや小さいものには
向いてないです。当然重力に逆らった方向へは移動しないので、スペース効率を
検討しながらのマテハン設備としては「動力」付きのコンベヤの必要性が出てきますね。
名称だけでも列挙してみると、ローラーコンベヤ、ベルトコンベヤ、チェーンコンベヤ
スクリューコンベヤ、振動コンベヤ、メッシュコンベヤ、エレーベーティングコンベヤ
シートコンベヤ、エプロンコンベヤ、液体コンベヤ、空気コンベヤ等々。
固有名称的なものも含めると本当にいろんなコンベヤがあるんですね。工業的に
生産、製造現場はもちろん、建設業、農業、漁業とあらゆる分野で、採用されている
「マテハン」のマルチプレイヤーですね。この搬送装置に、選別や分別 整列機能を付加したり
仕分け機能をつけたり、向き換えやストック機構に連動させたり、高度化 複雑化
専門化も進んでいますね。いや~奥が深い!
話は戻って、読み方の正解は?
諸説あるのですが、日本工業規格(JIS)では「コンベヤ」と表記されています。
「JIS B0141」で検索してみると、JIS的分類がわかります。
知的な秋の始まりのネタでした。