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ものづくりブログ
アルマイト加工について③
2021年11月19日
アルマイト加工した製品
■お弁当箱
アルマイト加工でできた代表的な製品の一つがお弁当箱です。
今はプラスチックの弁口箱が多くなっていますが、30年ほど前までは
アルマイト製品の弁当箱が多くありました。
なぜアルマイト加工の弁当箱が多く使われたのか。
それは軽くて持ち運びやすく、腐食しにくいからです。
また傷が付きにくいので、汚れが溜まって雑菌が繁殖することもなく、
臭いや色も付きにくくなります。
いろいろなおかずを入れる弁当箱は、臭いや色が付きやすく洗うのが
大変ですが、アルミ製の弁当箱であれば、臭いや色が移りにくいのです。
洗う時の手間がかからないのも利点の一つと言えるでしょう。
ただ、プラスチック製の弁当箱とは違って、パッキン(蓋をしっかりと
止める装置)がついていないタイプが多いので、汁が漏れやすい点が欠点です。
汁が漏れて、包んでいた布汚れてしまった経験のある人もいるのでは
ないでしょうか。
また米粒がつきやすいのもデメリットの1つです。
弁当箱を洗う時に米粒がこびりついて苦労する、という事になりかねません。
(特に冬場)
最近、レトロなアルマイト加工のお弁当箱も見られますが、メリット
デメリットを考えながら使いましょう。
-終わり-