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アルマイト加工について②

アルマイト加工について②

2021年11月13日

■専門用語では

以上のことを、専門用語を使って繰り返すと、次のようになります。

アルマイト(陽極酸化処理)とは、アルミニウムを陽極(+極)で電解処理して
人工的に酸化皮膜(アルミの酸化物)を生成させる表面処理のことです。
アルマイトの主成分は非晶質アルミナ(Al2O3)と言われています。
アルミニウムは酸素と結びつきやすく、空気に触れていると薄い酸化皮膜が
自然にできます。
自然に作られるこの皮膜は非常に薄いので、化学反応で
腐食してしまうことがあります。そのため表面を保護する表面処理、
すなわちアルマイトが必要となる、というわけです。

被膜の付いていない無処理のアルミニウムは、水分や酸素、化学物質と反応
しやすいために、表面が変色・腐食しやすい状態にあります。
そこで化学反応が起こりにくい酸化膜を作り、皮膜の微細孔(小さな穴)を
塞ぐことで耐食性を向上させるのです。

摩耗しにくい、というのも次のように言い代えられます。
アルミニウムの硬さはHv20~150であるのに対し、アルマイトを施した場合は
Hv200~600程まで向上します。

アルマイト加工

■アルマイト加工の歴史

アルマイト加工は日本で発見された加工方法です(!)。
1924年に理化学研究所の研究員が、実験の失敗の過程で発見され、
1934年には、世界で初めてのアルマイト専業企業が日本で設立されています。

アルミ製品にアルマイト加工を施すと、耐食性、耐磨耗性、滑性が上がり、
電気を通さなくなり、装飾性があがります。簡単に言うと、錆びにくく、
傷つきにくくなるということです。
こうすることで、例えば家の窓枠に使われているアルミサッシや、自動車の
タイヤのホイールなどにアルミ製品を使いやすくしているのです。

―つづくー

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