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ものづくりブログ
3Dプリンタでできる事・できない事②
2021年10月26日
<3Dプリンタでできない事>
ここで3Dプリンタの苦手とすることを説明したいと思います。
複雑な形を作ることが可能な3Dプリンタですが、表面の凸凹を
なくすための研磨作業や精度の低さが課題となっています。
精度について現在は改善されつつも、完成までのプロセスに時間を
要してしまいます。
その理由として、樹脂溶液を使用して成形した場合はレーザーを使って
硬化させたり、粉末状の金属や樹脂素材を使用して硬化させた後の
処理として、硬化していない部分の除去が必要となるからです。
複雑な形状のものであれば、吸引機などで丁寧に残った材料を取り
除く必要があります。
また、金属の素材を使い3Dプリンタで製作したときは、製作途中で
部品がバランスを崩さないよう”サポート”と呼ばれる道具も合わせて
作る必要があるのです。この道具に対しての除去も手間が掛かります。
従来の加工では実現できなかったものを可能となった反面、工数が
多くなり時間も掛かるためコストが発生してしまうのが難点です。
―つづく―