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デジタル化における「人間がすべき仕事」とは?(3)

デジタル化における「人間がすべき仕事」とは?(3)

2021年08月02日

AIやITでは補えないもの

ここまでITやAIなどの利便性を感じながらも不便に思うことも、
間々あります。
人間同士のように、相手から伝わる微妙な空気感を汲み取りながら
物事を進めることは、AIやITは苦手です。
このことから考えなければならないのは、“人間がしなければ
ならない仕事”を把握しておくことが必要となってきます。

人口減少の一途を辿っているうえで、デジタルの力を必要とするのは
避けられません。
しかし、すべてをデジタルで補えるわけではなく、補充すべき点を
理解していなければ、かえって生産性を下げることになりかねません。
ここで、人がしなければならない部分についてですが、理論だけで
割り切れない不条理なことや、新しい発想をすることは、人でなければ
出来ないことです。

(まとめ)
発想があり、そこにプロセス(筋道)を考え、実行することを考えれば、
デジタルがしてくれることは「実行」です。
あくまでも、発想→プロセスを考えるのは、まだまだ人間の仕事なのです。
プロセスを考えた後に、それを覚えさせたことによってデジタルは初めて
動き始めます。AIによって仕事がなくなると言われる昨今ですが、不条理な
事柄や新しい発想は、やはり人間の仕事になってくるのでしょう。

(おわり)

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