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ものづくり ~【旋盤 】焼入れと研磨② ~

ものづくり ~【旋盤 】焼入れと研磨② ~

2021年04月21日

焼入れは何度も、「焼戻し」と一緒に行われる作業ですが、決め手は
冷やし方にあります。高温の熱を加えると鉄や鋼は溶け、粘り気も出る
ことから熱の加え方に注目しがちです。
たしかに、ムラなく熱を加えることも大事なことですが、最後の冷やし方で
製品の質が左右されます。具体的に言えば、急冷するかじっくりと冷やして
行くかで、金属組織の形が変わり、結果として製品の特性が決まるのです。

焼入れの注意点

焼入れは、熱処理の技術の一つで鋼を硬くする目的で行われます。
この工程を踏むことにより硬度を高めることができますが、もろく割れやすい
一面をもっているのが難点です。
なので、焼入れのあとは一度冷やして、もう一度、焼入れ時よりも低い温度で
熱を加えていきます。このことを「焼戻し」といい、徐々に割れにくくなる
ように作り上げます。
種類に関しては「真空焼入れ」「浸炭焼入れ」「高周波焼入れ」など様々です。

・焼入れの加工について
焼入れ後、径の膨らみは製品によって違ってくるため、大きくなっても小さく
っても、公差に入るように加工していきます。
例えば、0.1㎜の公差範囲で比較的大きいものであったとしても、―0.05を
狙えるようにするなどです。

・焼入れ後の研磨
仕上げバイトにサーメットのチップであれば、硬度のある鋼でも切削速度を
落とすことで十分に削ることができます。普段、研磨品で仕上げている人や
研磨品でないとダメだと諦めている人は、一度、サーメットチップを使って
仕上げてみてください。

(次号につづく)

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