ものづくりブログ
製造業(金属部品加工)の未来について 後編

製造業(金属部品加工)の未来について 後編

2020年05月29日

前編では、単品・小ロットで多品種の部品加工をするという、日本の製造業におけるニーズが多様化していることをお伝えしました。

(前回のブログはこちら)

今回もその続きで日本の加工業(製造業)についてお話します。

設備投資のリスク

これまで、大きな資金を投じて「売れる製品作り」のための設備を導入することが、日本の大規模製造業の安定した利益への道のりでした。

しかしグローバル化に伴い市場のニーズは常に変化し続ける時代へと突入した今、昨日まで売れていた製品が突然売れなくなる、そしていきなり違う製品が売れ始めるといったことも珍しく無くなってきています。

せっかく大金を投入して用意した設備も、製品が全く売れなくなってしまってはコスト回収が困難となります。

日本のものづくり、製造業は今でも根強く「高品質こそ絶対的な価値」と位置付けて考えられています。

もちろん品質は高いに越したことがないものの、世界の流れ、時代の流れに柔軟に対応できるフットワークの軽さも必要となりつつあります。

最低限のコスト、最低限の人材で、最大限の柔軟性、最大限の生産性を維持するためにも、オートメーション化をはじめとする根本的な改革が求められています。

金属加工や樹脂加工といった部品加工の業界においても、例えば生産管理システムの構築や、マシニングセンタをはじめとする自動機(NC機械)の導入などにより、これまでと同じ品質の部品をより少ない労力で生産する取り組みが始まっています。

ものづくり市場では、オートメーション化の各種装置・設備の受託開発(構想設計・仕様設計から部品加工・組立・搬入・据付けまで)を行っております。

自動化装置・オートメーションロボット・設備ライン・省力化機械製作のお問い合わせも、ものづくり市場にお寄せください。


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