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ものづくりにおけるチタン溶接のポイント その3

ものづくりにおけるチタン溶接のポイント その3

2020年05月23日

チタン溶接のポイントについてご紹介しております。

(前々回 チタン溶接のポイント その1 ブログはこちら)

(前回 チタン溶接のポイント その2 ブログはこちら)


溶接部のシールドとは

チタンの溶接加工では大気を遮断することが重要であることを紹介しました。

チタン素材の特徴に合わせて、チタン溶接を専門で取り扱う工場では、真空チャンバーで溶接加工を行います。

真空の作業空間が確保できない場合には、溶接部のシールドを使用することがとても重要になります。

ガスレンズを使用することでシールドとしての機能が向上したり、アーク発生前と切った後にガスが出る時間を調整することも必要です。

その他の注意点

主な注意点や、チタン溶接の基本を紹介してきましたが、他にも様々な注意点があります。

異物混入を回避するために、グラインダーを使用しないようにするのもチタン溶接の基本となっています。

機械加工で開先の仕上げを行うことで、異物混入を防ぐことができます。

タングステンの混入を防ぐためには、高周波スタート方式を採用するなど、細かいポイントがあります。


チタンは、実用金属としてマグネシウムやアルミに次いで比重が小さく、比強度の高さや耐食性に優れる素材です。

チタン加工の注意点をしっかりと確認しながら加工することで、様々な用途に活用することが可能です。


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