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ワイヤー放電加工機(ワイヤー加工)の特徴 ②
2020年02月03日
前回の続きで、ワイヤー加工に関する記事です。
(前回のブログはこちら)
ワイヤー加工機の種類
ワイヤー加工機の中にも種類があり、大きく分けると二種類の加工機があります。
加工物を固定してワイヤーを動かし加工するタイプと、ワイヤーは固定して加工物を動かし加工するタイプの二つです。
どちらもワイヤー放電加工という方法に変わりはないのですが、加工物を固定してワイヤーを動かす加工方法のほうが加工物の重量に関係なく精度の高い加工が可能のため、精度を高めた加工が必要な場合に用いられます。
【補足】放電加工液について
加工液として用いられるのは、導電率が一定となる水であることが多くあります。
形彫り放電加工機には放電加工液という液体を使いますので、ワイヤー放電加工機と形彫り放電加工機では使う加工液も異なることがわかります。
放電加工液がどのような役割を担っているかと言うと、大きく分けて冷却と排出ということになります。
加工した時の加工くずを排出したり、放電柱を冷却する効果があります。
コストパフォーマンスと冷却性能、そして絶縁性が高く、安全性がある加工液を用意する必要があります。
多くの場合、機械メーカーが特定の加工液を使用するよう選定していますので、その通りに使用することが推奨されています。
また使用済の加工液をリサイクルする流れが強まってきており、加工液だけでなく使用済のワイヤーもリサイクルすることが可能です。
リサイクル業者も増えてきており、今後一層リサイクルの流れは大きくなると予想されています。
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