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ものづくりファクトリーにも、人と同じく「性格」がある!

ものづくりファクトリーにも、人と同じく「性格」がある!

2016年10月22日

ものづくりの現場では、「QCDバランス」とよく言われます。

これは、Q=Quality(品質)、C=Cost(コスト)、D=Delivery(納期)の3つの頭文字をあわせた言葉。

つまり、品質、コスト、納期の3つをバランスよく組み合わせることを意味しています。

QCDバランスには絶対の正解がありません。それぞれの要素の最低限のラインは守った上で、

ひとつひとつの案件に応じ、この案件は品質最優先、この案件は納期最優先というように

決めてものづくりをしていく必要があります。


この案件ごとに違うバランスをどう取るのかは、ものづくりの現場においては重要な要素のひとつ。

そのために必要なのは、それぞれのファクトリー(工場)の性格をちゃんと把握し、

それに合わせて依頼をかけることです。


ファクトリーに性格があるのか、と思われる人もいるかもしれません。

しかし、人同様、ものづくりのファクトリーにも、短納期で仕上げるのが得意なファクトリー、

少々時間はかかっても高品質なものを作るファクトリー、コストを抑えることが上手なファクトリーなど、

さまざまな性格・特徴のファクトリーがあります。

このようなファクトリーの性格を決める要素はいろいろあります。

まず、ファクトリーの経営者の性格があげられます。経営者が品質優先でものづくりをするタイプであれば、

そのファクトリーのものづくりの方針も当然品質優先になります。

ファクトリーの従業員や職人も、品質を優先させる人たちが集まってくることでしょう。


また、ファクトリーの顧客もそのファクトリーの性格を決める要素になります。

できるだけ早く品物が欲しいという要望が強い顧客が多ければ、

ファクトリーは自然と納期優先のものづくりを行うようになります。


ファクトリーが生まれ、大きくなった環境・歴史もファクトリーの性格を作ります。

デフレ時代になるべく低コストでものづくりを行い成長してきたファクトリーがあれば、

自然とコストに対して厳しい目を向ける性格が作られていることでしょう。

ものづくりを行うファクトリーには、このようにさまざまな性格のものがあります。

QCDバランスが取れたものづくりを行うためには、これらの性格をしっかり把握し、

この案件であればこのファクトリー、この案件であればあのファクトリーというように、

最適なファクトリーを選び、組み合わせていくコーディネート能力も必要です。


ものづくり市場では、パートナー工場のそれぞれの性格を把握し、案件ごとに最適な組み合わせを考え、

コーディネート。QCDバランスが取れたものづくりを可能にします。

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