ものづくりブログ

アルミニウム・アルミ部品の特性(後編)

2019年11月20日

前回はアルミの特長として、軽い事・錆びにくいことをお伝えしました。

(前回のブログはこちら)


アルミ部品の他のメリットはどのようなものでしょうか。

3. 通電性、熱伝導率が高い

アルミは通電性が高いことから、高電圧の送電線や導体としても使用され、エレクトロニクス分野でも活用されています。

熱伝導率も高く、冷却も速いので、冷暖房装置、エンジン部品としての用途も多彩。

4. 加工しやすい

アルミは柔らかい金属なので加工も容易で、さまざまな形状に成型ができます。

金属加工の方法次第では、とても美しく区仕上げることも可能です。

5. 毒性がなく、リサイクルも容易

アルミニウムは無害、無臭で毒性がないのもメリットのひとつ。

また腐食しにくく、融点が低いため、部品として再利用しやすい特徴を持っています。

以上、アルミニウム・アルミ部品のメリットをお伝えしました。

そんな、柔らかく加工しやすいアルミニウムですが、鉄やステンレスと比べると強度に劣ります。

高い安全性や耐久性が求められる製品に関しては、アルミは不向きです。


また加工しやすい反面、溶接が難しいというのもアルミニウムの特徴です。

アルミは溶接すると酸化し、固い酸化皮膜を作ってしまうからです。

加えて融点も低いので、変形やひずみも起こりやすくなります。

特殊な溶接、金属加工技術などが必要です。


数多くのメリットを持つアルミニウム。

その特性を生かし、的確に使い分けることが重要なポイントとなるでしょう。

また、上手に使いこなすためには、ものづくりの技、巧みが欠かせないともいえますね。

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