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ものづくりブログ
アルミニウム・アルミ部品の特性(前編)
2019年11月11日
日常生活に幅広く溶け込む、アルミ製品やアルミ部品。
1円玉や清涼飲料水の缶、お菓子の包装紙といった生活に密着したものから、サッシや建設資材、新幹線や飛行機のボディに至るまでさまざまに使用される素材です。
ものづくり市場にも日々、アルミ部品の加工や製造依頼をお寄せいただいています。
アルミは、金属加工やものづくりにおいて欠かせない存在といえるでしょう。
これほどアルミニウムが重用される理由には、その特性が関係しています。
日本でアルミニウムが製造されはじめたのは、19世紀の後半です。
その後、効率よく大量生産が可能なダイカスト生産が日本でも開始され、軍需によりアルミは生産を拡大。
戦後の混乱期で一時生産減もあったものの、日本人の生活にアルミニウムが再び広まっていくのです。
そんなアルミの主なメリットは、次の5つになります。
1. 軽い
軽いのは、アルミの代表的なメリットのひとつ。
これまで使われてきた鉄や銅に比べ、その重さは約1/3です。
自動車、鉄道車両、航空機などの輸送分野でアルミニウムが用いられるようになり、軽量化を実現し走行性能の向上にも貢献しました。
そのほか、様々な機械や工場設備にも使われています。
2. 錆びにくい
酸素と結びつきやすいアルミニウムは、自然に酸化皮膜を作るため、さびにくいのです。
さびにくさを耐食性といいますが、アルマイト加工することでより耐食性をアップさせることも可能です。
この続きは次回の後編でお伝えします。
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