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ものづくりブログ
金属加工につきものの反りや歪み 後編
2019年08月20日
金属加工の際に起こる反りや歪みについてのブログです。
(前編のブログはこちら)
ステンレス以外だと、一般的に、硬い素材ほど反りや歪みが起きやすくなります。
硬い素材が変形するのはちょっと不思議に思えるかもしれません。
歪みや反りは熱や圧力が原因で発生する、と前回お伝えしました。
硬い素材を加工しようとすると、それだけ高い圧力や熱を加えなければいけません。
その結果、歪み・反りが発生しやすくなるというわけです。
また、加工する際の材質の厚みにも注意が必要です。
同じ材質であっても、材質を薄い板状にして加工する際には、反りや歪みが起きやすくなります。
同じ鋼でも、薄い鋼板とやや厚みのある鋼板とでは、前者のほうが反りや歪みが出やすくなります。
反りや歪みをなるべく防ぐためには、反りや歪みが発生する理由や、発生しやすい素材・形状を知っておく必要があります。
金属加工において反りや歪みが発生してしまうのは、ある程度はやむを得ないことです。
これを防ぐためには、それぞれの材質・加工方法の特徴を理解して、ケースバイケースで最適な手段を選ぶことです。
最適な手段を選ぶためには、知識と経験が不可欠です。
経験豊かな職人・ものづくり企業は、この両方を持っていると言っていいでしょう。
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ものづくりメソッド:金属加工
