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ものづくりブログ
AI IMPACT ～人工知能が与える衝撃～ Vol.19
2019年08月05日
【ものづくり市場 連載ブログ】
人間および文明がHomo sapiens＝英知人として、他の動物にはない知（恵）を使い、安全欲求を満たしました。
Homo faber＝工作人として、様々な文明の利器を作り出し、社会を発展させ社会的欲求を満たしました。
Homo ludens＝遊戯人として、高度に発達した科学文明と経済社会の恩恵を享受し、20世紀の最大の価値観、富＝財の主観的充足感を得る事により尊厳欲求を満たしました。
そして今世紀に入り、より高度な科学技術の発達、それはAIであり、IoTであり、ロボットである様なものの発達によるパラダイムシフトによって、労働とお金から「解放された」Homo liberata＝自由人へと進化し、自己実現の欲求を満たすことを目指す事になるのです。
それは仕事に対する意識として「守破離」の段階に例えると、上のマズローの欲求の5段階の右にあるように「守」の半人前～一人前の仕事レベルが社会的欲求を満たすレベルであり、これは前項の人間の進歩で言えば、19世紀のHomo faber＝工作人にあたります。
「破」の1.5人前、作業を分析し改善・改良できるレベルが、尊厳欲求のレベル20世紀のHomo ludens＝遊戯人にあたります。
従って「離」、創造者、新たな知識（技術）を開発できる自己実現欲求は、対「AI」と言うだけではなく、今世紀の人間全てが目指すところ一つの段階だとも言えるでしょう。
「人間の欲求が、人間の進歩を促し、それが文明を牽引し、仕事への意識を変えていく」のか、それとも、その逆もまた真なのか？
こういうややこしい話は置いておいて、これからここにいる全員が「仕事」で目指すべきは、「守破離」の「離」、「創造者」だと言う事は理解して貰えたと思います。
～AI IMPACT 完～
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