ものづくりブログ

ものづくりにおける「機械設計」とは? ~前~

2019年05月27日

ものづくりに関する仕事の中に「機械設計」という仕事があります。

読んで字のとおり、機械、特に機械が動く仕組みを設計する仕事です。


機械設計の仕事は、大きく4つに分けることができます。

まずは、どんな機械を作るか考える「概念設計」。

そして、大まかな設計を考える「基本設計」。

基本設計をもとにより具体的な設計をしていく「詳細設計」。

そして、実際に試作してみてより細かな調整を加えていく「生産設計」です。


こういった仕事をするためには、ものづくりに関する幅広い知識が必要です。

どんな機械を設計するかによって必要な知識の種類は変わります。

たとえば、荷重を受けた構造物がどんな変化をするかを解析する構造力学や材料力学、熱エネルギーと(物理的な)仕事量の関係を調べる熱力学、流体の性質等に関する流体力学などの力学系の知識など…。


それから当然、製図の知識。

製図をするためには、モノの規格やそのモノの生産に関する法律などの知識も必要となる場合があります。

実際に設計したモノを生産するためには、どんな組み立て方や生産方法をとればよいかということも知っておく必要があります。

しかも、こういった知識や技術は常に進歩し続けています。

最新の情報をきちんとキャッチする情報感度の高さも必要です。

(次回に続きます。)


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