ものづくりブログ
AI IMPACT ~人工知能が与える衝撃~ Vol.12

AI IMPACT ~人工知能が与える衝撃~ Vol.12

2019年05月07日

【ものづくり市場 連載ブログ】

まあ実際は、それ程深刻な状況ではないですよ。

何しろ前回お伝えしたように、この時代は「ベーシックインカム」等の様々な社会制度で各個人は“Homo liberata(ホモ・リベラータ)/自由人”の立場でこのコンペにエントリーするのですからね。

それでは、いよいよ本題です。

現在から来たるべき20年後の未来に備えて、どういうAIとのスタンスを取るかを考えて行きましょう。

まあ、人間の優位な仕事と言い換えても良いと思います。

下のマトリクス図を見てください。

この図、縦軸には労働のレベル(単純な労働は下へ、高度な労働は上へ)を、横軸には労働の種類(肉体労働は左へ、知識労働は右へ)という風に表現してあります。

この図にもある様に「高度な肉体労働」は「精密機械の仕事」、「単純な肉体労働」は「機械やロボットの仕事」、この二つは今のところ「人間のオペレーター」がアシストしていますね。

そして、「単純な知識労働」が「コンピューターやAIの仕事」となります。

ここでロボットの仕事とコンピューター・AIの仕事を区別してあるのは、厳密に言えば頭と身体を分けてあるからだと考えて下さい。

以前の東ロボくんのくだりで混乱させてはいけないので補足しませんでしたが、東ロボくんは飽くまでもソフトで、解答用紙に答案を書くのは別のマニピュレータを持つロボットの役割だったのです。

だから、ここでは精密機械や機械・ロボットの仕事分野では、頭脳あるいはソフト(プログラム)のアシストとして今のところ人間が必要とされていました。

将来はこれらも全てAIに運営、管理される事になると思います。

この結果、人間の仕事として残された聖域は、高度な知識労働の分野になります。

「高度の知識労働」って?

なんか「凄~い知識、難しい勉強や資格が必要?」「じゃ~現場で忙しく働く私達では取得するのは無理なんじゃ?」と思ってる人いるかも知れませんね。


~Vol.12 おわり~


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