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ものづくりブログ
アルミニウムと表面処理とフライパン ③
2019年04月21日
前回の②では、アルミニウムに施す代表的な表面処理方法をご紹介しました。
(前回のブログはこちら)
では、フライパンに採用されている表面処理にはどのようなものがあるかと言うと…
1.テフロン被膜
前回お伝えしたテフロン加工は、フライパンに向いています。
表面がツルツルなので素材がくっつきにくく、お手入れも簡単です。
家庭のほとんどのアルミニウムのフライパンに処理がされています。
但し「耐久性が無い」と言う問題を抱えています。
2.他の物質を混ぜて機能アップ
フライパンは工業製品と違うアプローチをとります。
まずは「ダイヤモンドコート」と呼ばれる加工です。
これはフッ素(テフロン)加工の一種です。
これは人工ダイヤモンドをフッ素樹脂に混ぜてコーティングする方法です。
この処理ですと通常のテフロン加工を遥かに超える耐久性を有する事が出来ます。
しかしながら高価な「人工ダイヤモンド」を利用するので高価になります。
であれば混入する物質を変えようという事で出てきたのが「マーブルコート加工」です。
マーブルと言うのは大理石の事です。
大理石は非常に硬いのでテフロン加工の欠点を補う事ができます。
コスト的には「ダイヤモンドコート」よりお安いようです。
3.違う物質をかぶせてしまう
「セラミックフライパン」はフライパンの表面にセラミック(焼き物)を被せてしまう方法です。
こうなると単なる表面加工ではなくなりますね。
セラミックでコーティングしたフライパンは「硬さ」と「耐熱性」が特徴です。
セラミックですから硬く、摩擦には抜群に強く、高温にも強いです。
400℃以上の高温にも耐えられますので普通の料理ではまず問題はありませんね。
また、有害物質を含みませんので安全です。
欠点としては「油をひかないと」いけない事です。
テフロン系は油が無くても調理できますが、セラミックフライパンは少量であっても油が必要です。
こげ付くとくっつきやすくなるので注意が必要です。
高温に耐える物質ですが、高温より低温調理に向いていると言われています。
身近な話題のブログを!ということで、過去3回にわたり、フライパンに絡めてアルミニウム等の素材の話、表面処理の話をしました。
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