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ものづくりブログ

アルミニウムと表面処理とフライパン ②
2019年04月09日
(前回のブログはこちら)
アルミニウムの代表的な表面処理の種類についてお話します。
1.硬質アルマイト被膜
通常アルマイト加工と呼んでいる物で強制的に酸化アルミニウムを作成する方法です(日本人が開発したとか)。
特徴は「硬い」「耐摩擦性」「耐食性」「絶縁性」で、欠点は「衝撃に弱い」。
2.テフロン被膜
テフロン加工と呼ばれている方法です。
表面にテフロンエナメルフッ素樹脂を吹き付けて高温で焼きつけます。
特徴は「非粘着性」「摩擦係数が低い」「耐熱性」「撥水性」「耐食性」で、欠点は「剥離しやすい」「衝撃の圧力に耐えられない」「高温が続くと弱い」。
これはフライパンの表面に適しているので広く普及していますが、お料理時にこすったり、カンカンやると剥がれしまう=耐久性が無いのが問題です。
3.タフラム被膜
上記の加工を足したような物で硬質アルマイトを行ってからテフロン加工を施します。
すると両者の特徴を生かした機能を発揮します。
工業製品の負荷のかかるバルブ本体やピストンケースなどで利用されています。
欠点は「外部の衝撃に弱い」ことだそう。
また、コストがかるのでフライパンに利用されている事はあまり無いようです。
※タフラム被膜はアルバックテクノ株式会社様の登録商標です。
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