ものづくりブログ

チタン加工のものづくりで抑えておきたいポイント(研削・曲げ)

2019年04月05日

前回は、チタン加工の溶接・切削のポイントをお伝えしました。

(前回のブログはこちら)

今回は、チタン加工の研削・曲げについてお話します。

・チタン 研削

チタンの研削も、切削同様、熱伝導率の低さにどう対応するかが課題になります。

研削面の温度が高くなると、チタンの表面と研削で出た粉が癒着してしまいます。

これを避けるため、研削面の温度上昇をできるだけ抑えるのがチタンの研削のポイントとなります。

具体的な方法としては、使用する研削液には冷却効果が高いものを選ぶ、研削液の量や砥石の種類、切込み速度などを適切に設定することなどが挙げられます。

・チタン 曲げ

曲げ加工においては、使用する設備はステンレス鋼とほぼ同じです。

チタンはヤング率が低いためスプリングバックが大きいという特性があります。

そのため、曲げ加工は少しずつ時間を行い、スプリングバックを抑える必要があります。

チタンの加工には留意点が多いのですが、ポイントさえ抑えてしまえばそう難しいものではありません。

チタン加工を行う際は、特性を踏まえながら慎重に加工するといいでしょう。

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