ものづくりブログ

ものづくり 板金加工(前編)

2019年02月27日

板金加工というのは、1枚の金属の板を加工することです。

板金加工で作られるものは非常に多く、たとえば手のひらに載るスマートフォンのような大きさのものから何百人も乗せる飛行機・電車・船などの乗り物までさまざまなものが板金加工で作られています。


板金加工とひとくちにいっても、切断・曲げ・溶接・穴あけなど色々な意味を包含しています。

また、機械で加工を行う機械板金と、人の手で行う板金加工に分けることもできます。


機械板金は、おそらく多くの人がイメージする「ものづくり」の姿に近いものでしょう。

機械を使ってぐっと板金に圧力をかけて曲げてたり、指定の形に切り抜いたり、穴を開けたりする加工です。

そうやって、統一された規格の部品や製品を大量に作っていきます。


人の手で行う板金加工は、一見非常に素朴な作業に思えます。

ハンマーを使ってコツコツ少しずつ叩いて形を作っていく、そんなイメージです。

熟練職人の手にかかると、この一見素朴な作業がおそろしいほどの正確な形を作り出します。


たとえば、新幹線の先頭車両の先頭部分は、職人が板金を叩いてあの絶妙な曲線を作っていきます。

あまりにきれいな曲面なので機械が作っていると思っている人も多いようなのですが、あれは実は人が作ったもの。

もし今度新幹線に乗る機会があれば、ちょっと注意して見てみてください。

これが人の手から生まれるのかと感心します。


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