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錆びない鉄!?

錆びない鉄!?

2019年02月07日

インドはデリー市郊外にあるチャンドラヴァルマンの鉄柱は、1500年経ってもサビていないそうです。

錆びていない理由は諸説あるようですが、

・純度99.72%の高純度な鉄で出来ている

・リン酸化合物で覆われている 等の理由によるそうです。

インド地方で作られるダマスカス鋼で作られているとの話もありますが、1500年も姿を保っている事はすごい事ですよね。

鉄は純度を(99.997%ぐらいまで)高めると、「錆びない・柔らかい」等の性質になり、今までの常識を超える特性が発揮されるそうです。


ではアルミニウムだとどのようになるのでしょうか。

アルミニウムも純度99.998%まで高めると、「耐食性(要はサビない)・加工が容易・導電率が高い(電気が良く流れる)」となるそうで、「アルミであってアルミで無い」とも称されるそうです。

耐食性が高いので反射鏡や電子部品などに利用されているそうです。


ついでに銅についてもお話します。

銅の場合は「無酸素銅=OFC:Oxygen-Free-Copper」と呼ばれるそうで、純度が99.95%との事です。

電気抵抗が少ない等の理由で電子機器やオーディオ製品のケーブルに使われているようです。

皆さんの音の良いヘッドホンやインナーフォンにも使われているはずです。


またついでに金属ではありません水についても調べてみました。

高純度の水は「超純水」と呼ぶそうです。

こちらはグレードと呼ばれる基準が色々あるそうで、国によっても違うそうです。

純水とは普通の水に含まれている気体、有機物や微粒子をきれいに取り除いた水の事です。

半導体製造の洗浄等の工業用や遺伝子工学の細胞培養等の医療用、科学ではノーベル賞が授与される事となったニュートリノの研究にも使われているそうです。

また、電気の伝導性が低くほぼ絶縁体と言えるそうで、私たち製造業のワイヤー放電加工機の絶縁体とし利用されてもいます。

ただ人間が飲んでも、普通の「軟水」だそうで、コーヒーやお茶を入れると美味しく出来るそうですが、コストには見合わないぐらいの味の差だとか。


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