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ものづくりブログ
在庫管理とAIとドローン
2019年01月26日
どんな業種でも在庫管理の仕事はあるのではないでしょうか。
在庫を調べようとすると、どうしても人手に頼らざるを得ないし、仕事も止めるか営業時間外に行うしかありません。
スーパーなどの業界では休みが無いので店の閉まっている夜中に調べたりで結構大変と聞いています。
製造業でも資材や部品そして仕掛品も管理すべき重要な仕事の一つとなっていますが、ものづくり業界(製造業)では前出の理由で半年に一度ぐらいのサイクルでも大変です。
「困った事はお金になる」の言葉通り、最近こんなニュースがありました。
店舗の在庫チェックを行う為にAIとドローン利用した「移動型の自律知覚システム」と呼ばれる事業を開始する会社、アメリカのPensa Systemが合計720万ドル(約7億8900万円)の資金調達したとの事。
どこの国でも在庫管理業務は大変らしく、人手や作業時間の確保に苦心しているようです。
最新の在庫管理システムとしてはロボットが店内を巡回しながら商品についてる値札(無線タグRFID)をスキャンすると言う仕組みでした。
既にアメリカでは大手スーパーや大型スポーツ店等で導入されているようです。
これも人手要らずで凄い仕組みですが、ロボットが地面をウロウロするので人にぶつかったりとかの心配があるのかも知れません。
このドローンを使ったシステムは空中を飛びながら商品の形状をAIで認識する仕組みだそうです。
AIで商品を認識すると言うのは、皆さんが洋服や製品の写真をアップすると製造メーカーや商品名のわかる仕組みの賢い版と想像して下さい。
実際に在庫棚卸を行ったデータでは大型店舗での実績で98%以上の精度があるそうで人間と遜色ないそうですし、いつでも人手を介在せずに調べられるが利点だそうです。
もちろん空中を飛んでいるので人にぶつかる心配はあるのですが、プロペラがガードされている事、ドローンが在庫チェック中に人が来ると人から離れていくようにプログラムされているので大丈夫とのこと。
製造業のように商品として登録されていない部品は無線タグで管理しようとすると、どの図面の部品なのか登録しなくてはいけません。
AIの形状認識技術を使えば置いてある部品がどの図面より製作された部品か判断が可能です。
実際に実用化されたら素晴らしいですよね。
まだまだ高価でしょうが、安価になれば製造業の現場に倉庫や在庫置き場にドローンが飛んでる日は遠く無いのかも知れませんね。
これからは私達、ものづくり業界もドローンとAIには目が離せません。
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