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汎用旋盤の技能はNC旋盤の操作にも役立つ! 使い分け編
2018年12月11日
前回の汎用・NCとは編の続きです。
一見NC旋盤の方が手軽で便利に思える…というお話をしましたが、汎用旋盤にもまた活躍どころがあるのです。
たとえば、汎用旋盤を操作していると、削っているときの感触というがなんとなく肌感覚でわかるようになります。
刃物が減ってきたかどうか、ドリルのシンニングはどう取ればいいのか、すくい角はどれくらい取ればいいのかなど、
理屈でもある程度はわかるのですが、やはり自分の感覚として「なんとなくこれくらい」とわかるかどうかは大きな違いです。
汎用旋盤の技能に習熟し、こういった加工時の感覚を身につけておくと、NC旋盤を使うときもかなり理解度が違います。
汎用旋盤の技能がないとスイッチを押して旋盤加工が出来上がるのを待つだけ、となりがちですが、汎用旋盤の技能があると
加工されたものからさまざまなことを感じ取れるようになるでしょう。
加工後の製品を見て、微調整や改善の余地を見つけることもあるかもしれません。
また、たとえば単品の加工にも汎用旋盤は適しています。
NC旋盤だとまず加工のためのプログラムを作るなどしなければいけないため、準備に時間と手間がかかりすぎるのです。
それから、長ネジなどNC旋盤では加工が難しく、汎用旋盤を使ったほうが楽にできるというケースもあります。
このように、NC旋盤は確かに便利ですが、だからといって汎用旋盤の価値が低くなるということはありません。
どちらにも向き不向きがあります。
ベースに汎用旋盤の知識や技能を持ち、そのうえでNC旋盤を使えるようになるというのが良いのではないかと思いますが、いかがでしょう。
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