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ものづくりに使われる接合法(材料的接合 後編)

ものづくりに使われる接合法(材料的接合 後編)

2018年11月19日

前回は、材料的接合の代表的な方法の一つである溶接についてのお話でした。

今回は、ロウ付け・ハンダ付け、摩擦攪拌接合(FSW)についてご説明します。

2. ロウ付け・ハンダ付け

ロウやハンダを溶かして素材同士を接合する方法です。

この方法においては、素材自体は溶融することがありません。

素材自身を溶かす溶接の場合は加工温度が摂氏数千度になるのに対し、ロウ付けやハンダ付けの場合は摂氏数百度で
溶接より低温での加工になります。

特にフリーハンダを使用する場合は、摂氏220度程度で加工が可能です。

ロウには銀・銅・亜鉛を主成分とする銀ロウと、銅と亜鉛を主成分とする銅ロウ、黄銅ロウがあり、接合する素材によって使い分けます。

銀ロウはステンレスや鉄、銅ロウ・黄銅ロウは黄銅や銅のロウ付けに使用されます。

3. 摩擦攪拌接合(FSW)

摩擦攪拌接合は、比較的最近に確立された接合技術です。

固相接合という、素材の界面を物理的になくして接合させる方法のひとつです。

接合する素材の接触部に高速回転する工具を強い力で押し付け、摩擦熱でそれぞれの素材を軟化させ、さらに回転力で接合部の素材を流動させて
もともとの界面をなくして接合させる方法です。

1991年に発明された比較的新しい接合法ですが、素材を溶融するほどの熱は使わないため接合部の変形や強度低下を抑えることができるため
今後普及していくことが予想されています。

接合の方法について、機械的・化学的・材料的接合の3種類に分けて簡単に説明しました。

どの技術も日々改良がなされており、より強く、より美しく素材を接合できるように進化し続けています。

ものづくり市場も、これらの技術をしっかりキャッチアップして、よりよいものを作れるよう努力を重ねています。

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